アングル素材の作成
お客様からのご依頼で、アングル素材を作成しました。
直接持ち込まれた素材を再作成する形となります。
かなりサビついています。
長い間役割を全うしてくれた証拠ですが、こうなってしまってはもう使用できません。
採寸
まずは採寸。保護シールが付いていたりサビにより膨らんでいたり
ネジ穴の歪み?なのか素材同士の噛み合わせが悪くなっていたりしますので
あくまでミリ単位程度のアバウトな採寸を行います。
採寸の結果をもとに簡単な設計図を作成します。
図面
左側が折り曲げ前の平面図、右が斜めから見た立体図となります。
本旨とは少々離れますが、アイソメ図を描く際、ネジやネジ穴、円柱等はとても難易度が高いです。ただの楕円ともまた違いますので、かなり工夫が必要となります。今回は拡大するようなものでもありませんので、かなり簡易的に描きました。
寸断
素材としてはボンデ鋼板を使用し、まずは鉄の板を目的の大きさにカットします。
今回は細長い、かつ小さめの素材ですので寸法や角度のズレに注意します。
穴あけ
そしてタレットパンチプレスの機械でネジ用の穴を空けます。
曲げ加工
鉄を折り曲げます。
ネジ穴加工
ネジを受ける側の穴にドリルで溝を掘ります。
錆止め塗装
錆止め塗装を行います。
スプレーブラシを用いて一気に吹き付けます。
ネジで止めて完成となります。
ドアの製作などに比べると金物の取付、枠との寸法の合わせなど大掛かりな工程がない為簡易的な作業とはなりますが、今回はこちらをご紹介させていただきました。
鈴木製作所では既製品にはないものや指定の寸法での部材製作も行っております。
お困りごとやご相談等ございましたらお気軽にお問い合わせください。鉄扉製作.com